本音と建前?

2004年11月21日
出産して退職した先輩のお宅に(子供と遊びに)行った。
お子さんは2歳になったばかりの男の子。

それはそれですごく楽しかったし、子供もご機嫌だったし、よかったんだけど。

やっぱり少し考えてしまう。

わたしは、自分が男だったら、今すぐにでも子供は欲しいと思う。
本当なら数年前くらいの年齢のときに欲しかったくらいだ。
(もうすぐ30になってしまう)
でも、女である以上、そう簡単にはいかない。

どう頑張ったって、妊娠と出産は女にしかできない。
そのほぼ一年間は、どうしたって不自由な生活を余儀なくされるのだ。
それがわたしにはまだどうしても納得できていないのだ。

わたしはどちらかというと、ジェンダーとしての意識は男に近い。
(昔の友達(男)の職場結婚の奥さんはすぐ退職したということを聞いて思わず
「すごいなあ、わたしだったら結婚してすぐ専業主婦は養えないよ」
と言ってしまったくらいだ。
<もちろん速攻で「おまえ女だろ」という突っ込みは来たけれど。)
だからわたしの意識の中では、仕事をするという意識も男性のそれに近いと思うのだ。

そうするとどうしても、妊娠・出産の一年間というのがネックになるように思えてしまう。
本当に(嫌みではなく心から)、子供が生まれる当日までばりばり仕事していられる男性がうらやましくて仕方がない(生まれる日とかその後2、3日は特別休暇で休むにしても)。

まあ百歩譲って、自分の中だけの問題で済むならまだそれでいい。単純に一年分遅れて、それで本当にそれだけで済むのなら。

まわりは決してそういう風には見てくれないだろう。

もちろん建前では、産休も育休も権利としては認められている。
でも実際は、それによってその後の処遇に差が付かないわけはないのだ。

休暇は取れる。それによって直接、それに対して何らかの制裁を受けることはない(少なくともうちの会社では、退職を強制する雰囲気になるほどひどくはない)。
でも、問題は「その後」だと思う。
本当に、成果さえきちんと出していれば上に上がれるのだろうか。というのが疑問なのだ。

現実問題、たいていの育休から復帰して短時間勤務をしている女性は、なんというか定型的な仕事しかしていない場合が多い。
それが本人の希望であって、それでいいのならいいんだけど。
まあ今はまだ、それなりの学歴でそのくらいの年齢の女性があんまりいないから何とも言えないのかもしれないけれど。

本当に成果主義はきちんと機能するのだろうか。
それさえ機能して、成果さえ出せば文句いわれなくなればそれでいいのだけど。

それからさらに、
当然のことながら、パートナーの問題もある。
これはさらに長くなるので後ほど。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索